レストランでもなく、お料理教室でもない。
ふつうのおうちで、ちょっと特別なごはんの時間。
グランマひろこのお食事会にいらっしゃいませんか?


2011年12月14日水曜日

食の道を歩むお客様をお迎えして...

食の道を歩むお客様が
いらしてくださるということで、
私の家庭料理でご満足いただけるかしらと
少し緊張していました。
いらしてくださったのは
若くてチャーミングな料理人さんと、
来年に私の娘の住む北欧の
デンマークへ留学なさる
美しいレイディーのお二方。 

前菜として、アルゼンチンで教わった
「なすのプディング」
から始まりました。
日本ではプディングと言えば、
だれもがお菓子のプリンを想像します。

ホームパーティの持ち寄りなどの機会に
良く持って行くのですが、
中身をご説明せずに召し上がって頂くと、
誰も正体がわかりません。
「何かの挽肉で作ったの?」と良く聞かれます。
素材は、茄子と玉葱とチーズと卵です。

ヨーロッパでは、カリフラワーやほうれん草等、
あらゆる野菜で作ります。
チーズが沢山入るので
お肉の風味を感じるのでしょう。
仕上げに、生クリームやマヨネーズで覆い、
プチトマトやオクラ等で飾ると
まるでケーキみたいです。 
パーティー等でも話題になります、

「ロールド・ビーフ」は切り落としの
お手軽な薄い肉に
玉葱とベーコンを芯にしてクルクルと丸め、
小麦粉をしっかりまぶしてから
コトコト煮込む料理です。
グラスドビアンや、さまざまなスパイス等で、
奥深い味になり、ビーフ・シチューの
お手軽版みたいです。
生クリームを少々かけてお出しします。
炊き込みのガーリック・ライスと
グリーンピースを添えて華やかに・・・

こってりとしたメイン・ディッシュには、
本来は和風のおせち料理「なます」を
アレンジしたサラダを添えました。
たいていのご家庭では、
お正月になますが余ってしまいがちです。

我が家でも残す事が多いので、
それに細切りのきゅうりと冷凍庫にある
魚介類を小さく刻み、
日本酒と少々の塩とで軽く火をいれて
冷ました物をたっぷり入れて
サラダにしてしまいます。
更に、錦糸玉子や大葉の千切りで飾ると
豪華で贅沢な一品に変身です。

最後のデザートは、
簡単すぎて申し訳ない位簡単な
チーズケーキです。
粉を全く使用しません。

なんでも無い家庭料理と
いつもの四方山話でのおもてなしでした。
Shizukaさんのお仕事に何かヒントになり、
お役に立てたらうれしいという思いと、
デンマークにお勉強に行かれるAkikoさんが
現地で多くのことを吸収なさって
お元気にお帰りになるよう
心から祈った夜でした。
素敵な時間に感謝・・・

Shizukaさんの撮ってくださった写真
Shizukaさんは東京のOrganというレストランで
お料理をされているほか、
Motenaというすてきな活動をされています。